スイッチの図記号は、基本の記号に「傍記」を付けて種類を区別します。配線図問題で毎回のように問われる最重要ポイントです。
先生、スイッチの図記号を調べていたら、同じような記号にアルファベットが付いたものがずらっと並んでいて驚きました。
それが点滅器の考え方なの。
基本形は S。
そこに傍記を足して種類を表すのよ。
だから傍記さえ覚えれば全部読めるわ。
傍記が名札ってことか。
じゃあ、どれから覚えればいい?
まずは切替系ね。3路スイッチは S3、4路スイッチは S4。
2か所・3か所から同じ照明を点滅させるときに使う、技能試験でも定番のスイッチよ。
3と4…数字がそのまま名前になってるから、これは覚えやすいですぅ。
次が受験生泣かせのペア。位置表示灯内蔵スイッチは SH、確認表示灯内蔵スイッチは SL。
えーっ! なんで? どっちも「ランプ付きスイッチ」でしょ? 何が違うの?
光るタイミングが逆なの。
位置表示灯はスイッチがオフのときに光って、暗い廊下でもスイッチの場所が分かるようにするもの。
確認表示灯はオンのときに光って、換気扇などが動いているのを知らせるもの。
ふぇぇ〜、正反対だぁ…。
えっと、ホタルは暗いところで光るから、消えてるときに光るのが「ほたるスイッチ」…?
ましろちゃん、それ完璧よ。
位置表示灯内蔵スイッチは通称ほたるスイッチ。
暗闇で光るホタルのイメージで覚えれば、もう間違えないわね。
残りも整理しますね。
防雨形は SWP、遅延スイッチは SD、自動点滅器は SA。
自動点滅器には容量も傍記されます。
自動点滅器は周囲の明るさで街路灯などを自動でオン・オフする機器、遅延スイッチはオフにしてもしばらく動き続けるスイッチ。
トイレの換気扇でおなじみね。
うちのトイレの換気扇、電気消してもしばらく回ってる! あれ遅延スイッチだったのか。
マジで!?
身の回りの設備は、ほとんどが試験範囲なのよ。
ちなみに調光器は S の仲間ではなく、専用の図記号が用意されているから区別してね。
つまり、S に傍記が付くものは点滅器の一族、調光器は別枠、という理解で合っていますか。
その整理でいいわ。
傍記は英語の頭文字から来ているものが多いから、意味と一緒に覚えると定着が早いわよ。
確認クイズ
点滅器の傍記「H」が示すものとして正しいのはどれか。
- 確認表示灯を内蔵し、スイッチがオンのとき点灯する
- 位置表示灯を内蔵し、スイッチがオフのとき点灯する
- 周囲の明るさで自動的に開閉する
- オフにしても一定時間動作を続ける
こたえを見る
正解: 2. 位置表示灯を内蔵し、スイッチがオフのとき点灯する
傍記Hは位置表示灯内蔵スイッチ(ほたるスイッチ)で、スイッチがオフのときに点灯し、暗闇でもスイッチの位置が分かるようにします。1は確認表示灯内蔵(傍記L)、3は自動点滅器(傍記A)、4は遅延スイッチ(傍記D)の説明です。HとLは光るタイミングが逆なので要注意。