基本が描けたら、電灯やスイッチが増えたケースに進みます。数が増えても、ルールは3ステップのままです。
先生、電灯が2つ、スイッチが2つある回路になると、線が一気に増えて混乱してしまいます。
落ち着いて。
増えたのは器具の数だけで、ルールは何も変わっていないのよ。
ステップ1から順に、機械的にやればいいの。
ステップ1、白を電灯Aと電灯Bの両方へ。
器具が2つになっても、白は全部の負荷へ行く。
ここは変わらないわ。
うぅ〜ん…白い線は分岐して、両方の電灯に届くんですねぇ。
そう。
ステップ2、黒をスイッチAとスイッチBの両方へ。
黒も分岐して、両方のスイッチに届くわ。
つまり白も黒も、ジョイントボックスの中で枝分かれするってこと?
そういうことね。
だからジョイントボックスの中では、白どうし・黒どうしがまとめて接続されることになるわ。
そしてステップ3が最重要。
スイッチAと電灯A、スイッチBと電灯Bを、それぞれ別々の線で結ぶの。
ここを取り違えると誤接続になるわ。
ちょっと待って。
どのスイッチがどの電灯を担当するかは、どこを見れば分かるの?
配線図では、スイッチの記号のそばに小文字の記号が書かれていて、同じ記号の照明器具と対応しているのよ。
イとイ、ロとロ、というふうにね。
わぁ、名札みたいですねぇ。
同じ名札どうしを結べばいいんだぁ。
つまり、スイッチと器具の対応は配線図の傍記で決まっていて、複線図を描く人が勝手に決めるものではない、という理解で合っていますか。
その通りよ、つむぎさん。
図面を読み違えなければ、あとは3ステップだけ。
じゃあ、2つの電灯を1つのスイッチで一緒に点けたい場合は?
それが同時点滅ね。
スイッチの残り端子から出た1本を分岐させて、両方の電灯の端子へつなぐの。
電灯どうしは並列よ。
電灯を直列にしてしまうと、それぞれに掛かる電圧が下がって正しく点灯しません。
並列であることが必須ですね。
むむむ…並列。
ちゃんと覚えますぅ。
確認クイズ
1つのスイッチで2つの照明器具を同時点滅させる場合の接続方法として正しいものはどれか。
- 2つの照明器具を直列に接続する
- 2つの照明器具を並列に接続する
- 照明器具ごとに接地側電線を省略する
- スイッチを2つの照明器具の間に入れる
こたえを見る
正解: 2. 2つの照明器具を並列に接続する
同時点滅させる照明器具は並列に接続します。直列にすると各器具に掛かる電圧が分かれてしまい、正しい明るさで点灯しません。スイッチの負荷側端子から出た線を分岐させ、両方の器具につなぎます。接地側電線(白)は両方の器具に必要なので省略できません。