配線図には、スイッチやコンセント以外にも遮断器・電力量計・照明器具・ボックス類が登場します。まとめて整理しましょう。
先生、分電盤のあたりに四角い記号がいくつも並んでるんだけど、これ何?
保護機器ね。
ここは文字の傍記で判断するのが一番確実よ。
B は配線用遮断器、E は漏電遮断器、S は開閉器。
補足すると、実際の住宅で使われるのは過負荷保護付漏電遮断器が多く、傍記は BE になります。
B と E の両方の機能を持つ、という意味ですね。
うぅ〜ん…B と E がくっついて BE なんですねぇ。
なんだか合体ロボみたいですぅ。
ましろちゃん、その覚え方あたしは好きだよ(笑)。
じゃあ Wh は?
電力量計よ。
単位のワットアワーがそのまま記号になっているの。
引込口の近く、電力会社との境目に付く機器ね。
先生、質問があります。
電力量計が箱に入っている場合は、図記号も変わりますか。
ええ、箱入りやフード付の場合は、Wh の記号を囲む形で表すわ。
図面では屋外に付くことが多いから、位置と合わせて確認してね。
次は照明。
白熱灯は丸い記号、蛍光灯は細長い長方形の記号。
これは形そのものが器具の形をイメージさせるわね。
白熱灯には取付方法の傍記が付きます。
CL はシーリング(天井直付)、CH はシャンデリヤ、DL はダウンライト(埋込器具)です。
CL、CH、DL…えへへ、英語の頭文字なんですねぇ。
ダウンライトの DL は分かりやすいですぅ。
モーターを持つ機器は M。電動機ね。
電熱器は H。
換気扇にも専用の図記号があって、天井付か壁付かで区別されるわ。
残るはジョイントボックスか。
あの丸いやつだよね?
ジョイントボックスは電線どうしをつなぐ場所を示す記号。
金属製のアウトレットボックスを使う場合と、VVF用ジョイントボックスを使う場合があって、図面上では別々の記号で書き分けられているの。
技能試験では、どちらのボックスでどの接続方法を使うかが施工条件で指定されますね。
その通り。
配線図の記号は、そのまま材料の指定書きになっているのよ。
確認クイズ
住宅の分電盤に用いられる「過負荷保護付漏電遮断器」を表す傍記はどれか。
- B
- E
- BE
- Wh
こたえを見る
正解: 3. BE
過負荷保護付漏電遮断器の傍記はBEです。1のBは配線用遮断器のみ、2のEは漏電遮断器のみ、4のWhは電力量計を表します。BEは配線用遮断器(B)と漏電遮断器(E)の機能を併せ持つことを示しています。