圧着接続と並ぶもう一つの接続方法が、差込形コネクタです。工具いらずで速い反面、独自の注意点があります。
先生、透明な小さい部品を見つけました。
電線を差し込むだけでつながるみたいですぅ。
それが差込形コネクタよ。
心線を差し込むだけで接続が完了する、便利な部品ね。
差込口の数によって2本用・3本用・4本用があり、接続する電線の本数に合ったものを選びます。
えーっ! 圧着工具いらないの? じゃあ全部これでいいじゃん!
技能試験ではそうはいかないの。
施工条件で「ジョイントボックスAはリングスリーブ、Bは差込形コネクタ」というように指定されるのよ。
指定を無視して自分の好きな方法で接続すると、施工条件違反で欠陥になります。
まず施工条件を読むことですね。
うぅ…楽な方に逃げようとしたのバレてる。
ふふ、正直でよろしい。
さて、差込形コネクタで一番大事なのが、心線の差込み長さよ。
コネクタ本体にストリップゲージという目盛りが付いているの。
そこに電線を当てて、剥ぐ長さを決めるわ。
うぅ〜ん…目盛りに合わせて剥げばいいんですねぇ。
えへへ、これなら間違えなさそうですぅ。
そして差し込んだあと、コネクタは透明なので、心線が奥まで届いているかを目で確認できます。
ここが重要なチェックポイントです。
そう。
コネクタの先端から心線が見えていなければ、差込み不足で欠陥。
逆に、コネクタの根元から心線が露出していても欠陥よ。
ちょっと待って。
浅すぎてもダメ、剥きすぎてもダメってこと?
その通り。
だからストリップゲージどおりに剥ぐことが、そのまま合格への近道なの。
つまり、リングスリーブは選定と刻印で失点し、差込形コネクタは剥ぎ取り長さで失点する、という理解で合っていますか。
見事な整理ね、つむぎさん。
それぞれの弱点を知っていれば、確認すべき場所も自然に分かるわ。
確認クイズ
技能試験における差込形コネクタの使用について、正しい記述はどれか。
- リングスリーブより作業が速いので、施工条件に関係なく使用してよい
- 被覆の剥ぎ取り長さは、コネクタ本体のストリップゲージに合わせる
- 心線がコネクタの先端から見えていなくても問題ない
- 圧着工具でかしめてから差し込む
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正解: 2. 被覆の剥ぎ取り長さは、コネクタ本体のストリップゲージに合わせる
被覆の剥ぎ取り長さは、コネクタ本体のストリップゲージに合わせます。1は誤りで、リングスリーブか差込形コネクタかは施工条件で指定され、違反すると欠陥です。3も誤りで、先端から心線が見えない場合は差込み不足の欠陥になります。4のように差込形コネクタを圧着することはありません。