技能試験で最も欠陥になりやすいのが圧着接続です。スリーブのサイズ選定と刻印の判断を、正確に覚えましょう。
先生、リングスリーブって小さい筒みたいなやつだよね。
あれ、サイズ選ぶのが難しいって聞いたんだけど。
ここは真剣に覚えてほしいところよ。
選定を間違えたら、それだけで一発不合格。
あいまいな記憶では通用しないわ。
リングスリーブには小・中・大のサイズがあり、圧着工具の刻印は「○(極小)」「小」「中」「大」の4種類ですね。
そう。
サイズと刻印は別物という点がまず大事。
小スリーブを使っても、電線の組み合わせによって刻印が「○」になる場合と「小」になる場合があるの。
ふぇぇ〜、スリーブの大きさと刻印が別なんですかぁ? 混乱しちゃいますぅ…。
落ち着いて、ましろちゃん。
「○」刻印を使うのは、ただ1つの組み合わせだけなの。
1.6mmの電線が2本のときだけよ。
えっ、それだけ? じゃあ「1.6が2本なら○」って丸暗記すればいいじゃん!
そう、そこは覚えるだけね。
それ以外で小スリーブを使う場合は、すべて「小」刻印になるわ。
小スリーブを使う組み合わせを整理しましょう。
1.6mmが2本から4本まで。
2.0mmが2本。
2.0mmが1本と1.6mmが1本から2本。
ここまでが小スリーブよ。
そして中スリーブは、1.6mmが5本から6本、2.0mmが3本から4本、2.0mm1本と1.6mm3本から5本、2.0mm2本と1.6mm1本から3本ですね。
うぅ〜ん…数字が多いですぅ…。
何かいい覚え方はないんですかぁ?
断面積で考える方法があるわ。
1.6mmは2平方ミリメートル、2.0mmは3.5平方ミリメートルとして合計するの。
合計が8以下なら小、8を超えて14以下なら中。
この目安で大半は判断できるわ。
おお〜! 1.6が4本なら2×4で8だから小。
1.6が5本なら10だから中。
計算で出せるじゃん!
そう、その計算で確認しながら、最終的には表を覚えるのが確実ね。
圧着したあとの注意点もあります。
1つのスリーブに刻印は1つだけ。
2つ以上打ってしまうと欠陥です。
それと、絶縁被覆を噛み込んだまま圧着するのも欠陥。
心線だけをしっかりそろえてから圧着するのよ。
選定表を覚えて、刻印は1つ、被覆は噛ませない。
ここは絶対落とせないやつだね。
確認クイズ
直径1.6mmの電線2本をリングスリーブで接続する場合、使用する圧着マーク(刻印)はどれか。
- ○(極小)
- 小
- 中
- 大
こたえを見る
正解: 1. ○(極小)
1.6mm×2本のときだけ「○」の刻印を使います。使用するスリーブは小スリーブですが、刻印は「小」ではなく「○」になる点が最大の注意点です。1.6mmが3〜4本、2.0mmが2本、2.0mm1本+1.6mm1〜2本の場合は同じ小スリーブでも刻印は「小」になります。