技能試験の合否は「欠陥」の有無で決まります。1つでも欠陥があれば不合格。だからこそ、何が欠陥かを正確に知ることが最大の対策です。
先生、技能試験の採点は減点方式ですか。
それとも合否だけですか。
ここは真剣に聞いてほしいの。
欠陥が1つでもあれば不合格。
減点で済む「軽い欠陥」という考え方は今はないわ。
えーっ! 1つでもアウトなの? そんなの厳しすぎるよ…。
ふぇぇ〜…ましろ、絶対どこかでミスしちゃいますぅ…。
焦らなくていいわ。
逆に考えて。
欠陥の種類は公表されていて、数も限られているの。
何がダメかを知っていれば、避けられるということよ。
つまり、欠陥のリストは「やってはいけないことの完全な一覧」なので、それを潰していけばいい、という理解で合っていますか。
その通り。
まず一番重いのが「未完成」。
時間内に作品ができあがらなければ、それだけで不合格よ。
次が誤接続・誤結線。
配線図と違うつなぎ方をしてしまうこと。
複線図を正しく描けていれば防げるわ。
だから複線図が大事なんだね。
ここでつながってきた。
電線の色にも注意ですね。
接地側電線(白)を器具の接地側極以外につないでしまうと、それも欠陥です。
そう、極性の間違いね。
ランプレセプタクルや引掛シーリングの接地側極には、必ず白をつなぐこと。
圧着まわりも要注意。
リングスリーブの選定ミス、刻印の間違い、1つのスリーブに2つ以上の刻印、絶縁被覆を噛み込んだ圧着。
どれも一発で欠陥よ。
うぅ〜ん…心線が見えちゃうのもダメなんですかぁ?
ええ。
器具の端子から心線が露出しているのは欠陥。
逆に、ケーブル外装の剥ぎ取りが足りなくて、器具の中まで届いていないのも欠陥ね。
被覆を剥ぐときに心線を傷つけてしまい、折り曲げると折れてしまう程度の傷があるものも欠陥です。
そして寸法。
指定された寸法の50パーセント以下になってしまった電線は欠陥よ。
短く切りすぎたら取り返しがつかないわ。
つまり、長い分にはセーフだけど、短すぎるのはアウトってことか。
切るときは慎重にいこう。
そういうこと。
あとは器具の破損、ゴムブッシングの付け忘れ。
ひとつずつ確実に潰していきましょう。
確認クイズ
第二種電気工事士の技能試験における欠陥の扱いについて、正しい記述はどれか。
- 軽微な欠陥であれば3つまでは合格となる
- 欠陥が1つでもあれば不合格となる
- 欠陥は減点され、合計点が基準を超えれば合格となる
- 欠陥があっても時間内に完成していれば合格となる
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正解: 2. 欠陥が1つでもあれば不合格となる
欠陥が1つでもあれば不合格です。かつて存在した「軽欠陥」「重欠陥」の区分は廃止され、現在は欠陥の有無だけで判定されます。時間内に完成することは必要条件にすぎず、完成していても欠陥があれば不合格になります。何が欠陥かを事前に知り、確実に避けることが対策の中心です。