電気工事士法は、電気工事の作業に従事する人の資格と義務を定めた法律です。まずは4つの資格の守備範囲から押さえていきましょう。
先生、電気工事士の試験なのに法律まで勉強するの? あたし、配線の練習だけしてたいんだけどな〜。
配線だけできても、資格のない人が工事をしたら違法なの。電気工事士法は、電気工事の作業に従事する人の資格と義務を定めて、欠陥工事による災害を防ぐための法律よ。
つまり、技術と法律はセットという理解で合っていますか? 腕があっても、法律で決められた資格がなければ触ってはいけない、と。
そのとおり。
ふふ、つむぎさんは要点をつかむのが早いわね。
資格って…第一種と第二種があるって聞きました。
ほかにもあるんですかぁ?
全部で4種類あるわ。第一種電気工事士、第二種電気工事士、認定電気工事従事者、そして特種電気工事資格者。
4つ!? ラケットの種類より多いじゃん。
整理するね。
第一種はいちばん広くて、一般用電気工作物等に加えて、最大電力500kW未満の需要設備、つまり自家用電気工作物の工事にも従事できるわ。
第二種は一般用電気工作物等の電気工事。
私たちが目指すのはこちらね。
じゃあ、残りの2つはどんな役割なんでしょう…?
認定電気工事従事者は、自家用電気工作物のうち低圧の部分だけを担当できる資格。特種電気工事資格者は、ネオン工事と非常用予備発電装置工事という特殊電気工事を担当する資格ね。
要は、第一種はなんでも屋さん、第二種は住宅担当、あとの2つは自家用の中の専門職ってこと?
うまい整理ね。
特殊電気工事は第一種電気工事士でも従事できなくて、特種電気工事資格者の認定が必要——ここは意外と狙われるところよ。
名前が似ているぶん、ちゃんと区別しないと危ないですねぇ…
ええ。
試験ではこの4つの守備範囲を入れ替えた選択肢が並ぶわ。
名前と範囲をセットで覚えましょう。
確認クイズ
電気工事士法に定められた資格のうち、ネオン工事や非常用予備発電装置工事といった特殊電気工事に従事できるものはどれか。
- 第二種電気工事士
- 認定電気工事従事者
- 特種電気工事資格者
- 第一種電気工事士
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正解: 3. 特種電気工事資格者
特殊電気工事に従事できるのは特種電気工事資格者です。2の認定電気工事従事者は自家用電気工作物のうち低圧部分の簡易電気工事、4の第一種電気工事士は一般用電気工作物等と最大電力500kW未満の需要設備、1の第二種電気工事士は一般用電気工作物等が範囲であり、いずれも特殊電気工事には従事できません。