検査の種類 - 竣工検査・定期点検・臨時検査

電気工事の検査には竣工検査・定期点検・臨時検査があります。一般用電気工作物を調査する義務は電線路維持運用者にあることまで、まとめて整理します。

編集・検証: 第二種電気工事士スタディ編集部 公式情報: 一般財団法人 電気技術者試験センター 制作・検証方針

電気工事は「つないで終わり」ではありません。工事が終わったあと、そして使い始めてからも、決められた検査で安全を確かめます。まずは検査の種類と、誰が検査するのかを整理しましょう。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

先生、家の配線工事が終わったあとって、ちゃんとできてるか誰かがチェックするんですか?
工事した人が「はい終わり!」で帰っちゃったら怖いんだけど。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

いい着眼点ね。
工事が完成したときに行う検査を竣工検査というの。
配線を担当した電気工事士自身が、必ず検査をしてから引き渡すことになっているわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

検査は大きく3種類ですね。
工事完成時の竣工検査、使用中に定期的に行う定期点検、そして事故が起きたときなどに行う臨時検査。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

臨時検査って、どんなときにやるんですかぁ?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

落雷や漏電の事故があったとき、設備を大きく変更したとき、災害のあと。
つまり必要が生じたときに、そのつど行う検査ということね。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

えーっ、でもうちみたいな普通の家に、定期点検の人なんて来たことある?
あたし見たことないよ。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

実はちゃんと来ているのよ。
一般用電気工作物は、電線路維持運用者、つまり電気を送っている電力会社側に調査の義務があるの。
電気工事士が調べに来るのではなく、電力会社や委託された調査機関が調べに来るわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

頻度も決まっていますよね。
設置または変更の工事が完成したときと、その後は4年に1回以上。
登録点検業務受託法人が点検業務を受託しているものは5年に1回以上です。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

えへへ、じゃあ知らないうちに、おうちの電気も守ってもらってたんですねぇ。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

つまり、工事した人の竣工検査と、電力会社の調査で、二重にチェックされてるってこと?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そのとおり。
だから竣工検査は「やってもやらなくてもいい儀式」ではなく、工事士の責任として必ず行うもの。
ここは真剣に覚えてほしいところよ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

調査で不適合が見つかった場合は、所有者や占有者に通知して改修を求めます。
放置すれば火災や感電につながりますから。

雪村 ましろ(しょんぼり) 雪村 ましろ

うぅ〜ん…検査って、誰かに怒られないためじゃなくて、住んでる人を守るためのものなんですね。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

試験では「一般用電気工作物を調査する義務があるのは誰か」がよく問われるわ。
答えは電線路維持運用者。
ここを電気工事士や所有者と取り違えないでね。

戸倉 ジャスミン(笑顔) 戸倉 ジャスミン

電気工事士じゃなくて、電気を送ってる側の会社。
よし、間違えないぞ。

確認クイズ

一般用電気工作物について、電気事業法上、その調査を行う義務があるのはどれか。

  1. その電気工作物を所有する者
  2. 工事を施工した電気工事士
  3. 電線路維持運用者 (電力会社など)
  4. 都道府県知事
こたえを見る

正解: 3. 電線路維持運用者 (電力会社など)

一般用電気工作物の調査義務者は電線路維持運用者、つまり電気を供給している電力会社などです。調査は設置・変更工事の完成時と、その後4年に1回以上 (登録点検業務受託法人が点検業務を受託しているものは5年に1回以上) 行われます。1の所有者や2の電気工事士に調査義務があるわけではありません (竣工検査は工事士が行いますが、法律上の定期調査義務とは別のものです)。

香月リサ先生、深見つむぎ、雪村ましろ、戸倉ジャスミンが春の公園でピクニックを楽しむ様子

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