電線管は金属製と合成樹脂製に大別されます。とくにPF管とCD管の違いは毎回のように問われる最重要ポイントです。
工事現場で、オレンジ色のホースみたいな管を見ました。
あれも電線を通すものですか?
よく見ているわね。
あれがCD管よ。
今日は電線管を整理しましょう。
まず大きく金属製と合成樹脂製に分かれるわ。
金属製は3種類。厚鋼電線管、薄鋼電線管、そしてねじなし電線管ですね。
ちょっと待って。
厚いのと薄いのがあるのは分かるけど、「ねじなし」って何?
厚鋼と薄鋼は、管の端にねじを切って付属品と接続するの。
でもねじなし電線管は、その名のとおりねじを切らずに、止めねじで締め付けて接続するのよ。
記号はEね。
施工が速いので現在の主流です。
E19、E25といった呼び方をしますね。
その数字って何? 太さ?
そこが試験の狙いどころなの。厚鋼電線管は内径に近い偶数で表すわ。
16、22、28、36…と。
対して薄鋼電線管とねじなし電線管は、外径に近い奇数です。
19、25、31、39…という具合ですね。
うぅ〜ん…内径と外径…偶数と奇数…頭がぐるぐるします。
整理すると「厚鋼だけが内径・偶数、薄鋼とねじなしは外径・奇数」。
厚鋼が例外だと覚えると楽よ。
厚鋼は管が厚い分、内径で表すほうが実用的だから、という理由もあるの。
厚鋼だけ仲間はずれね。
それなら覚えられるかも。
では合成樹脂製にいきましょう。
硬い管がVE管、硬質ポリ塩化ビニル電線管ね。
そして曲げられる可とう管が、さっきのCD管とPF管よ。
PFとCD…どう違うんですか?
ここが最重要。
決め手は自己消火性の有無なの。
PF管には自己消火性があるけれど、CD管にはないわ。
つまり、火がついたときにPF管は燃え広がらずに消えるが、CD管は燃えてしまう…という理解で合っていますか?
そのとおり。
だからCD管は原則としてコンクリートに埋め込んで使うの。
コンクリートの中なら燃えようがないでしょう。
露出配管や隠ぺい配管には使えないのよ。
えーっ! じゃあ、あたしが現場で見たオレンジの管って、これから埋められるところだったのか。
そう、そのオレンジ色こそが目印なの。
CD管は誤って露出配管に使われないよう、識別のためにオレンジ色に着色することになっています。
PF管はグレーやベージュですね。
最後に2種金属製可とう電線管、通称プリカチューブ。
金属なのに曲げられる管で、電動機の端子箱まわりなど、振動する場所や複雑に曲げたい場所で使うわ。
確認クイズ
合成樹脂製可とう電線管であるCD管の記述として、正しいものはどれか。
- 自己消火性があり、露出配管に使用できる
- 自己消火性がなく、原則としてコンクリートに埋め込んで使用する
- 自己消火性があり、コンクリート埋設専用である
- 自己消火性がなく、露出配管に限って使用できる
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正解: 2. 自己消火性がなく、原則としてコンクリートに埋め込んで使用する
CD管は自己消火性がないため、原則としてコンクリートに直接埋め込んで使用します。誤って露出配管などに使われないよう、識別のためオレンジ色に着色されています。自己消火性があり露出・隠ぺい・埋設のいずれにも使えるのはPF管です。