地中埋設工事と危険場所の工事

直接埋設式の埋設深さ(重量物の圧力を受ける場所は1.2メートル以上、その他は0.6メートル以上)と、可燃性ガス・粉じんのある危険場所での工事方法を解説します。

編集・検証: 第二種電気工事士スタディ編集部 公式情報: 一般財団法人 電気技術者試験センター 制作・検証方針

電線を地中に埋設する工事と、可燃性ガスや粉じんが存在する危険場所での工事には、特別なルールが定められています。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

先生、街を歩いていると電柱がない道があって、電線はどこを通ってるのかなぁって不思議だったんです。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

それは地中電線路ね、ましろさん。
電線を地面の下に埋めて配電しているの。
景観が良くなるし、台風にも強いわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

地中電線路の施設方式には、直接埋設式、管路式、暗きょ式の3つがあります。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

直接埋設式って、ケーブルをそのまま土に埋めちゃうってこと? マジで?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そのとおりよ。
ただし、堅ろうなトラフや防護物に収めて埋設するのが原則。
そして深さの規定が試験で頻出なの。

車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがある場所では、埋設深さは1.2メートル以上。
それ以外の場所では0.6メートル以上と定められているわ。

雪村 ましろ(びっくり) 雪村 ましろ

ふぇぇ〜、1.2メートル! ましろの背の高さに近いくらい掘るんですねぇ…。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

車道の下などは、トラックの重みが土を通じて伝わりますから、それだけ深く埋める必要があるわけですね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

あー、庭とか歩道みたいに車が来ないところは、0.6メートルでいいんだ。
半分だね。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう、1.2メートルと0.6メートル。
この2つはセットで暗記してね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

先生、話は変わるけど、ガソリンスタンドの電気工事って、やっぱり普通とは違うの?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

よく気づいたわね。
可燃性ガスや引火性物質の蒸気が存在するおそれのある場所では、危険場所として工事方法が厳しく限定されるの。

そういう場所で認められる低圧屋内配線は、金属管工事か、ケーブル工事だけよ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

うぅ〜ん…電気の火花が、ガスに引火したら大変ですもんねぇ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

爆燃性粉じん、たとえばマグネシウムやアルミニウムの粉が舞う場所も同じ扱いです。
金属管工事かケーブル工事に限られます。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

ふふ、よく調べているわね。
ちなみに、小麦粉のような可燃性粉じんの場所や、危険物を貯蔵する場所では、条件を満たす合成樹脂管工事も認められるの。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

危険度によって、使える工事の数が変わるんだ。
いちばん危ないところは金属管とケーブルの2択、と。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

その整理でいいわ。
どちらも電線を丈夫な外装で完全に覆う工事、という共通点があるのよ。

確認クイズ

地中電線路を直接埋設式により施設する場合、車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがある場所における埋設深さの最小値はいくらか。

  1. 0.3メートル
  2. 0.6メートル
  3. 1.2メートル
  4. 1.5メートル
こたえを見る

正解: 3. 1.2メートル

車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがある場所では、埋設深さは1.2メートル以上です。よって3が正解。2の0.6メートルは、それ以外の場所における埋設深さの最小値であり、この2つの数値はセットで問われます。

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