幹線から枝分かれした先が分岐回路です。分岐回路は過電流遮断器の定格で種類が決まり、それに応じて使える電線の太さとコンセントの定格が決められています。この組合せ表は暗記必須です。
先生、家の分電盤にたくさん小さいブレーカーが並んでるけど、あれが分岐回路?
そう。
あの1つ1つが分岐回路を守る過電流遮断器よ。
そして分岐回路は、その遮断器の定格電流によって種類が決まるの。
15A、20A配線用遮断器、20Aヒューズ、30A、40A、50Aの6種類ですね。
ぽわわ〜、20Aだけ2種類あるんですかぁ?
ふふ、そこがまさに引っかけどころ。
20Aは配線用遮断器のものとヒューズのもので、使える電線の太さとコンセントが違うのよ。
マジで!? 同じ20Aなのに?
ヒューズのほうが厳しいの。
まず電線から。
15Aと20A配線用遮断器の分岐回路は、直径1.6mm以上でOK。
でも20Aヒューズの分岐回路は2.0mm以上必要よ。
ヒューズは配線用遮断器より動作特性が緩やかで、過電流が長引きやすいためです。
だからより太い電線が要求されます。
続きね。
30Aの分岐回路は直径2.6mm (より線なら5.5mm²) 以上、40Aは8mm²以上、50Aは14mm²以上。
うぅ〜ん…太さがどんどん増えていきます…
次はコンセント。
15Aの回路には15A以下のコンセント。
20A配線用遮断器の回路には20A以下のコンセントだから、15Aのものも使えるわ。
じゃあ20Aヒューズは?
20Aのコンセントだけ。
15Aは使えないの。
ここが最頻出の引っかけよ。
30Aの回路は20A以上30A以下のコンセント、40Aは30A以上40A以下、50Aは40A以上50A以下。
上限だけでなく下限もあるのが特徴です。
大きな回路に小さなコンセントを付けたら、コンセントのほうが先に焼けてしまう…だから下限があるんですねぇ。
そのとおりよ。
理由がわかれば表も覚えやすいでしょう。
確認クイズ
定格電流30Aの配線用遮断器で保護される分岐回路に使用できる、軟銅線の最小の太さ (直径) はいくらか。
- 1.6mm
- 2.0mm
- 2.6mm
- 3.2mm
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正解: 3. 2.6mm
30Aの分岐回路に使用できる電線は直径2.6mm (より線なら断面積5.5mm²) 以上です。選択肢1の1.6mmは15Aおよび20A配線用遮断器の回路、選択肢2の2.0mmは20Aヒューズの回路で使える最小の太さです。
確認クイズ
定格電流20Aのヒューズで保護される分岐回路に接続できるコンセントの定格電流はいくらか。
- 15A
- 20A
- 15Aまたは20A
- 30A
こたえを見る
正解: 2. 20A
20Aヒューズの分岐回路に接続できるコンセントは20Aのもののみで、15Aのコンセントは使用できません。選択肢3の「15Aまたは20A」は、20A配線用遮断器の分岐回路の場合の答えです。同じ20Aでも、ヒューズか配線用遮断器かで条件が変わる点が最頻出の引っかけです。