工具の種類と見分け方

リングスリーブ用圧着ペンチは柄が黄色、裸圧着端子用は赤。リーマとクリックボールの関係など、用途とセットで覚えます。

編集・検証: 第二種電気工事士スタディ編集部 公式情報: 一般財団法人 電気技術者試験センター 制作・検証方針

工具は写真鑑別の主戦場です。柄の色や形といった見分け方と、何をするための道具かをセットで覚えるのが最短ルートです。

戸倉 ジャスミン(しょんぼり) 戸倉 ジャスミン

工具って、見た目が似たようなペンチばっかりで区別つかないんだけど。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そこは色で見分けるのよ。
まず最重要の2つ。
リングスリーブ用圧着ペンチは、柄が黄色。
裸圧着端子用の圧着ペンチは、柄が赤よ。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

えっ、色で決まってるの? そんな親切な話ある?

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

規格で定められているの。
試験でも実技でも、黄色い柄を見たらリングスリーブ用と判断して構いません。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

えへへ、色で選べるなら、ましろにも分かりそうです。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

リングスリーブ用圧着ペンチは、電線どうしを接続するリングスリーブを圧着する工具ね。
圧着すると刻印が残って、丸、小、中、大のいずれかが刻まれるわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

電線の被覆をはぎ取る工具も2つあります。ワイヤストリッパと電工ナイフですね。

雪村 ましろ(びっくり) 雪村 ましろ

ナイフでむくんですか…こわそうです。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

ワイヤストリッパは、電線の太さに合った溝に挟んで引くだけで被覆がむける便利な道具。
電工ナイフは、ケーブルの外装をはぎ取るときなどに使うわ。
技能試験ではどちらも活躍するの。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

金属管の工具は? あの硬い管、どうやって曲げるの?

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

パイプベンダを使います。
テコの原理で管を曲げる工具ですね。
厚鋼電線管のように太く硬い管には、油圧式パイプベンダを使います。

戸倉 ジャスミン(笑い) 戸倉 ジャスミン

油圧! よっしゃ、それは力技だ。
分かりやすい。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

切るのは金切りのこ。
そして切ったあとが肝心なの。
切り口の内側にはバリ、つまり鋭い返りが残るでしょう。
そのままでは電線の被覆が傷ついてしまうわ。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

あっ、だからブッシングを付けるんですね!

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そのとおり、でも工具でも処理するの。
バリを削り取るのがリーマよ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

そしてリーマを取り付けて回す柄がクリックボール。
リーマ単体では使えず、クリックボールとセットで使うという関係を押さえておきましょう。

戸倉 ジャスミン(笑顔) 戸倉 ジャスミン

リーマとクリックボールはコンビなのね。
覚えた。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

穴あけ工具も2つ。ホルソは電気ドリルに取り付けて、金属板に円形の穴をあける工具。ノックアウトパンチャは、金属製のキャビネットや分電盤に大きな穴をあける工具で、油圧式のものが多いわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

最後にトルクドライバ。
決められた締付トルクでねじを締めるための工具です。
締めすぎも緩すぎも事故のもとですから、確実な締め付けが求められる箇所で使いますね。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

工具って、ひとつひとつに理由があるんですね。
なんだか職人さんの気持ちが分かってきました。

確認クイズ

リングスリーブ用圧着ペンチの柄の色として、正しいものはどれか。

  1. 赤
  2. 青
  3. 黄色
  4. 緑
こたえを見る

正解: 3. 黄色

リングスリーブ用圧着ペンチの柄は黄色と定められています。選択肢1の赤は、裸圧着端子・裸圧着スリーブ用の圧着ペンチの柄の色です。この2つの色の取り違えは頻出なので、「リングスリーブは黄色」と確実に覚えましょう。

確認クイズ

金属管を切断したあと、管の内側に残ったバリを取り除くために使用する工具はどれか。

  1. リーマ
  2. ホルソ
  3. パイプベンダ
  4. ノックアウトパンチャ
こたえを見る

正解: 1. リーマ

金属管の切断面の内側に残るバリは電線の被覆を傷つけるため、リーマで削り取ります。リーマはクリックボールという柄に取り付けて回して使います。ホルソは金属板への円形の穴あけ、パイプベンダは管の曲げ、ノックアウトパンチャはキャビネットへの穴あけに使う工具です。

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