金属可とう電線管工事の施工方法

2種金属製可とう電線管(プリカチューブ)はすべての施設場所に施工できます。1種との違い、電動機接続での用途、接地の扱いを解説します。

編集・検証: 第二種電気工事士スタディ編集部 公式情報: 一般財団法人 電気技術者試験センター 制作・検証方針

金属可とう電線管工事は、金属管の丈夫さと、自由に曲がるしなやかさを両立した工事方法です。2種金属製可とう電線管が主役です。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

先生、金属の管って硬いのに、なんで「可とう」ってフニャフニャっぽい名前がついてるの?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

いい疑問ね。可とう性というのは「曲げやすい」という意味なの。金属可とう電線管は、金属を薄く巻いてらせん状にすることで、手で自由に曲げられるようになっているのよ。

雪村 ましろ(びっくり) 雪村 ましろ

ふぇぇ〜、金属なのに曲がるんですかぁ! ストローのジャバラみたいなイメージ…?

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

そのイメージで合っています。
現場では2種金属製可とう電線管が主流で、プリカチューブという商品名で呼ばれることも多いですね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

1種と2種があるの? 何が違うんだろ。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

大きく違うのは、施設できる場所ね。1種金属製可とう電線管は乾燥した展開した場所や、乾燥した点検できる隠ぺい場所などに限られるの。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

対して2種は、湿気の多い場所や水気のある場所も含めて、どの施設場所にも施工できるわ。
防湿装置を施すことが条件になるけれどね。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

つまり、工事の種類の一覧表で「どこでも施工できる」とされているのは2種のほう、という理解で合っていますか?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そのとおりよ、つむぎさん。
試験で単に「金属可とう電線管工事」といえば2種を前提にしていると考えていいわ。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

でもさ、そもそも何のために曲がる管を使うの? 普通の金属管じゃダメなの?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

活躍するのは、電動機への接続部分よ。
モータは運転中に振動するでしょう? 硬い金属管で直接つないでいると、振動で管や接続部が割れてしまうの。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

揺れる相手には、やわらかい管でつないであげる…なんだか思いやりみたいですねぇ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

…その表現は詩的すぎませんか。
でも、機能としてはそのとおりです。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

施工上のルールは金属管工事とよく似ているわ。
管内で電線を接続してはいけないこと、電線は絶縁電線で原則より線を使うこと。
曲げるときも内側の半径を管内径の6倍以上とるのが目安ね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

接地は? 金属だからやっぱり必要だよね。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

必要よ。
使用電圧300ボルト以下なら、管にD種接地工事を施すわ。
管の長さが4メートル以下の場合などは省略できる規定もあるの。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

「金属だから接地」「管内で接続しない」という原則は、金属管工事と共通ですね。
まとめて覚えると効率的です。

確認クイズ

金属可とう電線管工事に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 2種金属製可とう電線管は、湿気の多い場所にも施設することができる
  2. 電動機など振動する機器への接続部分に適している
  3. 管の内部で電線を接続することができる
  4. 使用電圧300ボルト以下の場合、管にはD種接地工事を施す
こたえを見る

正解: 3. 管の内部で電線を接続することができる

金属可とう電線管工事でも、管の内部に電線の接続点を設けてはいけません。接続はボックス内で行うため、3が誤りです。1のとおり2種金属製可とう電線管はすべての施設場所に施工でき、2の振動対策としての用途、4のD種接地工事はいずれも正しい記述です。

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