金属線ぴ工事・金属ダクト工事・ライティングダクト工事

メタルモールとレースウェイの違い、金属ダクトの20パーセント制限、ライティングダクトの支持点間距離2メートル以下と開口部下向きのルールを解説します。

編集・検証: 第二種電気工事士スタディ編集部 公式情報: 一般財団法人 電気技術者試験センター 制作・検証方針

金属線ぴ工事・金属ダクト工事・ライティングダクト工事は、いずれも「箱状のもの」に電線を収める工事です。乾燥した場所限定という共通点があります。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

先生、教室の壁ぎわに細い金属のレールみたいなのが走ってるんですけど、あれは何ですかぁ?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

あれは金属線ぴかもしれないわね。
断面が細長い金属のといのような部材に、電線を収めて蓋をする工事なの。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

金属線ぴには1種と2種があって、幅で区別します。1種金属線ぴは幅4センチメートル未満で、メタルモールとも呼ばれます。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

2種金属線ぴは幅4センチメートル以上5センチメートル以下で、レースウェイと呼ばれます。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

幅で名前が変わるんだ。
で、どこにでも付けられるの?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

いいえ。
金属線ぴ工事は使用電圧300ボルト以下で、乾燥した展開した場所か、乾燥した点検できる隠ぺい場所に限られるわ。
湿気の多い場所には使えないの。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

うぅ〜ん…金属だから、湿気があると錆びちゃうんですねぇ。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そういう理解でいいわ。金属ダクト工事も同じく乾燥した場所限定。
こちらはもっと大きな金属の箱で、たくさんの電線をまとめて通すのに使うわ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

金属ダクト内に収める電線の断面積の総和は、ダクトの内断面積の20パーセント以下という制限があります。
ぎゅうぎゅうに詰め込むと放熱できなくなるためです。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

あー、電車の満員みたいになると熱がこもるんだ。
で、ライティングダクトってのは?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

ライティングダクトは、レール状のダクトに照明器具を好きな位置で取り付けられるものよ。
お店のスポットライトなどでよく見るわね。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

あっ、カフェの天井にあるやつだ! ライトの位置をずらせるの、便利ですよねぇ。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

ふふ、よく見ているわね。
ただし施工には細かいルールがあるの。支持点間の距離は2メートル以下。
ダクトの終端部は閉そくすること。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

そして、ダクトの開口部は下に向けて施設します。
上向きだとほこりが積もり、火災の原因になるからですね。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

たしかに、電気の通り道にホコリが降り積もるとか、想像するとこわいわ。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

さらに、ライティングダクトは造営材を貫通してはいけないわ。
壁を突き抜けて隣の部屋へ、という施工はできないの。
金属部分にはD種接地工事も必要よ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

補足すると、絶縁物で金属部分を被覆したダクトなど、一定の条件を満たす場合は接地を省略できます。

確認クイズ

ライティングダクト工事に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 支持点間の距離は2メートル以下とする
  2. ダクトの終端部は閉そくする
  3. ダクトの開口部は上に向けて施設する
  4. ダクトは造営材を貫通しないように施設する
こたえを見る

正解: 3. ダクトの開口部は上に向けて施設する

ライティングダクトの開口部は下に向けて施設します。上向きだとダクト内にほこりが積もり火災の原因となるため、3が誤りです。1の支持点間距離2メートル以下、2の終端部の閉そく、4の造営材を貫通しないことは、いずれも正しい施設方法です。

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