金属線ぴ工事・金属ダクト工事・ライティングダクト工事は、いずれも「箱状のもの」に電線を収める工事です。乾燥した場所限定という共通点があります。
先生、教室の壁ぎわに細い金属のレールみたいなのが走ってるんですけど、あれは何ですかぁ?
あれは金属線ぴかもしれないわね。
断面が細長い金属のといのような部材に、電線を収めて蓋をする工事なの。
金属線ぴには1種と2種があって、幅で区別します。1種金属線ぴは幅4センチメートル未満で、メタルモールとも呼ばれます。
2種金属線ぴは幅4センチメートル以上5センチメートル以下で、レースウェイと呼ばれます。
幅で名前が変わるんだ。
で、どこにでも付けられるの?
いいえ。
金属線ぴ工事は使用電圧300ボルト以下で、乾燥した展開した場所か、乾燥した点検できる隠ぺい場所に限られるわ。
湿気の多い場所には使えないの。
うぅ〜ん…金属だから、湿気があると錆びちゃうんですねぇ。
そういう理解でいいわ。金属ダクト工事も同じく乾燥した場所限定。
こちらはもっと大きな金属の箱で、たくさんの電線をまとめて通すのに使うわ。
金属ダクト内に収める電線の断面積の総和は、ダクトの内断面積の20パーセント以下という制限があります。
ぎゅうぎゅうに詰め込むと放熱できなくなるためです。
あー、電車の満員みたいになると熱がこもるんだ。
で、ライティングダクトってのは?
ライティングダクトは、レール状のダクトに照明器具を好きな位置で取り付けられるものよ。
お店のスポットライトなどでよく見るわね。
あっ、カフェの天井にあるやつだ! ライトの位置をずらせるの、便利ですよねぇ。
ふふ、よく見ているわね。
ただし施工には細かいルールがあるの。支持点間の距離は2メートル以下。
ダクトの終端部は閉そくすること。
そして、ダクトの開口部は下に向けて施設します。
上向きだとほこりが積もり、火災の原因になるからですね。
たしかに、電気の通り道にホコリが降り積もるとか、想像するとこわいわ。
さらに、ライティングダクトは造営材を貫通してはいけないわ。
壁を突き抜けて隣の部屋へ、という施工はできないの。
金属部分にはD種接地工事も必要よ。
補足すると、絶縁物で金属部分を被覆したダクトなど、一定の条件を満たす場合は接地を省略できます。
確認クイズ
ライティングダクト工事に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 支持点間の距離は2メートル以下とする
- ダクトの終端部は閉そくする
- ダクトの開口部は上に向けて施設する
- ダクトは造営材を貫通しないように施設する
こたえを見る
正解: 3. ダクトの開口部は上に向けて施設する
ライティングダクトの開口部は下に向けて施設します。上向きだとダクト内にほこりが積もり火災の原因となるため、3が誤りです。1の支持点間距離2メートル以下、2の終端部の閉そく、4の造営材を貫通しないことは、いずれも正しい施設方法です。